自然と調和できた時、全てはあるべき形になっていくものだと思います。出会うべき人と出会い、向かうべき場所へ導かれていく。流れるように、とても自然に。
体を通してそれを感じるのは、宇宙の法則にのることができた時、余計な力をかけずとも目的地に到達できる瞬間。引力・重力・月の力・太陽の力・風の流れと一体になることが出来た時、私の体はひとつの地点に達し、とても心地よい状態になる。ヨーガのプラクティスの中でそれを感じます。
旅に関しても、自然と向かうべき目的地には引寄せられ、そこにたどり着くと、以前から知っている場所のような感覚を覚えます。3年前初めてインドに向かった時もそうでした。大好きだったアンダルシアも、南仏も、スイスのニヨンの街も。
自然に身をまかせる。調和を保つ。それは努力をしないということではなく、大切なのはその「自然」がどこにあるかに気がつき、そのなかで日々を最大限に生きることだと思います。
導びいてもらって、今年の初めセドナというエネルギー溢れる地に立っていました。そこでわたしは、大地のように「今この瞬間」を含めたすべてを受け入れること、その中で社会における自分のあるべき姿をまっすぐと追求することを美しいと思い、今年をどのように生きるかというひとつにその言葉を加えました。
9歳の頃経験した阪神大震災から20年の今日、生きているという今この瞬間に向き合い、そんなことを思います。