幼い時から夢こそ私の原動力、そして生きる力だったように思います。夢について考えて、どうしたらそうなれるか考えたりするときには、身体中が熱くなって、心の中に何かが湧き上がってくるのを感じて。
夢にはいろんな夢があるけれど、押入れや裏山の中に秘密基地を作った時やサンタクロースの到着を待ちながらベッドに入った時の夢見る心も、絵描きになること、ミュージカルの舞台に立つこと、そして盲導犬訓練士になることを夢見たことも、どれも全て私の子供時代を創造とわくわくする気持ちで満たしてくれました。中学生の頃は、体育の時間にはいつも空を眺めては遠くに繋がる海の向こうを想像し、興奮と夢を膨らませ、高校に入ったらダンサーになる夢とともに初めてその海を渡りました。それからも、いつも夢は私の人生を描くための筆そのものでした。社会人になり、香りの仕事に就いた時も、香水を通して描きたいものは、官能的なものよりも夢と創造でした。
大人になった今、良いアイディアが湧き上がってパズルのように繋がっていくとき、子供の時夢を考えていた時に感じたのと同じ様に体中に熱いものがこみ上げます。それはきっと、今の私は夢は叶えるもの・叶えられるものだとわかっているから、創造的な時間を過ごすことは幼い頃のように夢を紡ぐことと同じだからでしょうか。
今、愛情以外に我が子に最も与えてやりたいもの。それもやはり、夢。それがきっと想像し、創造する心につながると信じています。そして想像し創造することは、相手を思い理解しようと努め、何が出来るか行動をすることと同じだと、信じています。
娘を持って半年、私にも新たな夢ができました。娘と一緒にできるビジネスまたはプロジェクトを創り仕事にすること。小さな娘とこれから、隣同士一緒に夢を分かち合っていくのが今の私の夢です。