Surrender

 

「それが真に美しいものであるのなら、それは常に移り変わる」ということを、言葉ではなくその「目に見えない姿」をもって教えてくれたある大切な場所が、今月半ばで無くなるということを先日知りました。

"Surrender to what happens  as if you chose it(自らがそう選択したように、全てを心から明け渡しなさい)" 先日、ヨーガの先生が私に言いました。「surrender=明け渡す」、surrender の状態とは、受容と変化の間にあると思います。明け渡し、受け入れて、受け入れた自らの状態を観察する。たいていの場合、surrenderの状態になると、起こっている状況に対するネガティヴィティ少なくなる。とはいえ、もちろんそこに動揺があってもいいし戸惑う自分があってもいい。悩み、考える自分があってもいい。それが生きている証であり、人間として生きる一番面白い部分だと思います。そしてそれが人間として成長する変化のプロセスそのものであって。

起こる出来事を予期したり発生を防いだりすることはできなくても、それに対する自らのアプローチは全て自分でコントロールできる。

だから私は今回のすこし寂しい知らせを、両手で抱きしめる。変化するそれに、真に生きているからこそ、と美しさを見出し見送りたい。その場所に深く感謝できることに、感謝をしたい。そんな場所であったこと、そこに居た人々に伝えたいと思います。